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Mayaで作ったデータをVRに入れる(1)〜STYLY SuiteでVR制作 [第16回] 〜

香川照之さんの昆虫番組は好きだけど、虫が苦手な筆者です。春になって虫が増えビクっとする回数が増えました。

今回からは3DCGクリエイターさん向けに複数回にわたって記事を書きたいと思います。

3DCGモデラーがVRを造る時代

STYLY Suiteの登場によって3DCGモデラーがVRクリエイターになれる時代がきました。

これまではSTYLY Suiteの操作性や無料データの活用について書いてきましたが、外部で自身が作った3Dデータを取り込めばもっと豊かな表現が可能になります。

Mayaユーザー向け

今回の内容は特に3DCGソフト「Maya」のユーザーさん向けです。

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かくいう私も普段Mayaを使い、こんな制作をしています(↓)。

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一生懸命作ったモデリングデータですが、これをVRに生かすことはできないのでしょうか。もちろん、STYLY Suiteはそんな要望に答えてくれるVR制作ツールです!

FBXとOBJが対応

STYLY SuiteではMayaで書き出せるフォーマットは次の2つが対応しています:

・FBX

・Obj+Mtl+Jpeg

どちらもよく目にする中間フォーマットですが、私も普段Maya内のMAファイルで完結していたので特性を調べました。対比表を見つけたので引用(↓)します。

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*The image is quoted from this article.

FBXはアニメーション、スケルトン(ジョイント)、シーン内の階層構造等の情報を保持したままデータの受け渡しができるようです。

一方、OBJはメッシュやマテリアル等3Dデータとして最低限の部分のみが受け渡されます。つまり、動かしたりしないデータであればOBJの方がシンプルなデータと言えるでしょう。

FBXで書き出してみた

今回はよりリッチなデータが格納できるFBX Exportした3DデータをVRに挿入してみます。Maya上で作ったモデルはこちら(↓)。

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各パーツのモデリング、シェーダは以下の通り:

・目、鼻 - NURBS、Blinn

・それ以外 - Polygon、Lambert

これをFile > Export AllからFiles of Typesを「FBX Export」にして書き出してみました(↓)。

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ちなみに、3DデータをSTYLY Suiteにアップする方法は以前まとめたSKPファイルと同じなので割愛します。わからない方はこちらをご参照ください(↓)。

気をつけることがそこそこある!

早速STYLY SuiteのVRエディタに挿入してみた結果、意図していたデータと異なって出現しました(↓)。

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モデリングがカクカクしている

・要らないデータが出現した

・目と鼻が消えてしまった

・Lambertシェーダなのにハイライトが入った

といったズレが生まれています。これはデータ移行のクセを理解していく必要がありそうですね。次回はなぜこういったずれが生じたかを検証していきたいと思います。