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iFashion Labブログ

テクノロジーとファッションの融合を書いていきます。

Mayaで作ったデータをVRに入れる(2)〜STYLY SuiteでVR制作 [第17回] 〜

90年代のミリオンヒット集をBGMにしながら書いている筆者です。 今日よりエネルギッシュな輝きと切なさに満ち溢れた楽曲たちに驚かされます。

前回うまくいかなかったこと

さて、前回のブログではMayaでFBX書き出ししたデータをSTYLY Suiteに入れた結果、次の問題が発生しました:

⑴ 要らないデータが出現した

⑵ 目と鼻が消えてしまった

⑶ モデリングがカクカクしている

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一つずつ解決策を考えていきましょう。

⑴ 要らないデータの出現

一見Hardware Renderer上では不要なデータ(↓)はないようです。

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しかし、Outlinerを見直してみると要らないデータを非表示(Hide : Ctrl+H)にしていました。再表示(Unhide : Shift+H)したらVR空間に現れた不要データと同じものが出現しました(↓)。

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したがってFBX書き出しする際には二つの手段が考えられます:

a. 不要なデータはすべて消してから書き出す

b. 選択したデータだけ書き出す

aの手法は単純にOutliner上から要らないデータを削除してから「File > Export All」をします。bでは書き出したいデータのみを選択した状態で「File > Export Selection」を押します(↓)。

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⑵ 目と鼻が消えてしまった

消えた理由は簡単で目と鼻がNURBSで作成したままになっていたようです(↓)。

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これをポリゴンに変換しましょう。「Modify > Convert > NURBS to Polygons」でポリゴンに変えることができました(↓)。

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モデリングがカクカクしている

モデルの丸みはレンダラー(Viewport 2.0)上で3番キーを使用していましたが、FBXデータの書き出しには反映されないようです。そのため、ポリゴン数を増やすことで対応しましょう。「Mesh > Smooth □ 」でSmooth Optionsを開きます(↓)。

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Expontential ControlsのDivision levelsを1から2に変更してApplyします(↓)。

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ポリゴン数を増やすことで、1番キー状態でもきれいな曲線のモデリングができました(↓)。

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丸みがあってキレイな出力

さて、こうしたプロセスを経ていつもの手順でアップしてみました(↓)。成功ですね!これで一安心です!

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 ※3DデータをSTYLY Suiteにアップする方法は以前まとめたSKPファイルと同じなので割愛します。わからない方はこちらをご参照ください(↓)。

※STYLY Suiteの利用はこちらから(↓)

Mayaで作ったデータをVRに入れる(1)〜STYLY SuiteでVR制作 [第16回] 〜

香川照之さんの昆虫番組は好きだけど、虫が苦手な筆者です。春になって虫が増えビクっとする回数が増えました。

今回からは3DCGクリエイターさん向けに複数回にわたって記事を書きたいと思います。

3DCGモデラーがVRを造る時代

STYLY Suiteの登場によって3DCGモデラーがVRクリエイターになれる時代がきました。

これまではSTYLY Suiteの操作性や無料データの活用について書いてきましたが、外部で自身が作った3Dデータを取り込めばもっと豊かな表現が可能になります。

Mayaユーザー向け

今回の内容は特に3DCGソフト「Maya」のユーザーさん向けです。

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かくいう私も普段Mayaを使い、こんな制作をしています(↓)。

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一生懸命作ったモデリングデータですが、これをVRに生かすことはできないのでしょうか。もちろん、STYLY Suiteはそんな要望に答えてくれるVR制作ツールです!

FBXとOBJが対応

STYLY SuiteではMayaで書き出せるフォーマットは次の2つが対応しています:

・FBX

・Obj+Mtl+Jpeg

どちらもよく目にする中間フォーマットですが、私も普段Maya内のMAファイルで完結していたので特性を調べました。対比表を見つけたので引用(↓)します。

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*The image is quoted from this article.

FBXはアニメーション、スケルトン(ジョイント)、シーン内の階層構造等の情報を保持したままデータの受け渡しができるようです。

一方、OBJはメッシュやマテリアル等3Dデータとして最低限の部分のみが受け渡されます。つまり、動かしたりしないデータであればOBJの方がシンプルなデータと言えるでしょう。

FBXで書き出してみた

今回はよりリッチなデータが格納できるFBX Exportした3DデータをVRに挿入してみます。Maya上で作ったモデルはこちら(↓)。

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各パーツのモデリング、シェーダは以下の通り:

・目、鼻 - NURBS、Blinn

・それ以外 - Polygon、Lambert

これをFile > Export AllからFiles of Typesを「FBX Export」にして書き出してみました(↓)。

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ちなみに、3DデータをSTYLY Suiteにアップする方法は以前まとめたSKPファイルと同じなので割愛します。わからない方はこちらをご参照ください(↓)。

気をつけることがそこそこある!

早速STYLY SuiteのVRエディタに挿入してみた結果、意図していたデータと異なって出現しました(↓)。

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モデリングがカクカクしている

・要らないデータが出現した

・目と鼻が消えてしまった

・Lambertシェーダなのにハイライトが入った

といったズレが生まれています。これはデータ移行のクセを理解していく必要がありそうですね。次回はなぜこういったずれが生じたかを検証していきたいと思います。

エフェクトで雰囲気を変えてみる〜STYLY SuiteでVR制作 [第15回] 〜

STYLY SuiteでVR制作する上で特有の機能は「エフェクト」だと思います。空間の雰囲気をガラリと変えてしまう優れものです。

最近16種類までエフェクト機能が追加され、いろんな雰囲気を楽しめるようになったので一部を紹介します。(2017年5月17日現在)

VR空間を準備

まずVR空間に3Dモデルを設置します(↓)。

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ちなみに、今回はプリセットの「Living Room」(↓)を用いています。

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エフェクトをつける手順

エディタ画面左上の「Assets」(↓)をクリックします。

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次に「3D Model」(↓)を選びます。

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選択候補から「Effect」(↓)と書かれたカテゴリを探します。

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様々な種類が見つかりますね(↓)。

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試しに一番効果がわかりやすい「PostEffect DayTime Sketch」(↓)を押してみます。

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画面が一面鉛筆のスケッチ画のように変化しました(↓)!

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ボタンひとつでここまでガラッと雰囲気が変わってしまうのはすごい!

いろいろなエフェクト

他にも種類を試してみましょう。

・「PostEffect Night Hell」(↓)

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暖かそうな部屋になりました(↓)

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・「PostEffect DayTime Monochrome」

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モノクロになりました(↓)

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・「PostEffect Night Ghost」

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寂しくて寒い感じになりました(↓)

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・「PostEffect DayTime Psychedelic」

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怪しい感じになりました(↓)

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いかがでしょうか?それぞれ全く異なる部屋のようですね。みなさんもぜひ試してみてください。